高知県猟友会青年部

本ページでは高知県猟友会に所属する若手ハンターの方や、これから狩猟を始めたい方に向けて、役立てる情報の発信を目指して記事を投稿しています。

猟銃選びサンプル⑤

現在狩猟を目的に猟銃所持許可を目指しているけど最初にどんな猟銃を選べばよいかわからない、と悩んでいる方に向けて

実際に高知県内で猟銃を用いて狩猟を行うハンターに
①「所持している猟銃の紹介・その銃を選んだ理由」
②「実際に使用してみて感じたこと」
③「これまでの経験を踏まえて、次はどんな猟銃を所持したい」
➃「初めて猟銃を持とうとする方にオススメするならどのタイプ?」
という4つの質問に答えてもらいましたので、ご紹介します。

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窪川友会所属/猟銃所持歴4年目/T田さん

猟銃の紹介・所持している銃を選んだ理由

KFC/川口屋林銃砲火薬店モデル(メーカー) モデル名不明

12番 単身自動装填銃/セミオート・ガスオペレーション方式3連

 

選定理由 四万十市の銃砲店にて「カモ猟を中心に、その他大物にも対応可能且つ低価格なものが欲しい」と相談したところ、上下2連と上記のものを勧められました。この銃は、チョークを交換すればスラッグ弾も使用可能だったので大物用にスラグ弾も撃つことができる点、地元の師匠をはじめとする先輩猟師の多くがカモ猟で3発装填可能なセミオートタイプを使っていた、という2点を理由にこちらの銃を選びました。

 

実際使用してみて感じたこと

カモ猟をするにあたって半矢(仕留め損なう)で逃してしまう事があります。そうした点で、上下2連より1発多く発射できる点は長所だと感じています。しかし銃をしまった後に「あれ?脱包(弾を銃から抜く事)したっけ?」と何回か確認し直す事があったので使用後の脱包確認を十分気をつけなければと毎回感じています。

 

実際に所持している銃を猟で使用してみて、次はどんな銃を所持したい?※自分の猟のスタイル猟場との兼合いで

ライフル銃。散弾銃とは比べ物にならない程のロングレンジ(有効射程)に魅力を感じます。

ただ散弾銃は300メートル以内に家が10軒有れば使えないのに対しライフルは1000メートルの安全確保が必要になるので使用できる場所に限りがあります。

幸いなことに、私の地元は条件を満たす場所が多くあります。伐採した後の山に撒き餌をして大型鳥獣を取ってみたいです。

※ライフル銃の所持には原則として、散弾銃を連続して10年以上所持することが必用です

初めて猟銃所持を目指す方にオススメするならどのタイプ?

上下2連がおすすめです。中折れ式なので脱包確認がしやすく、折っている限り誤って発砲する事がないので自分も周りの人も安心出来るという点から。

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